いよいよ塗装作業。まずはパーツから・・・型のつなぎ目、かり合わせ中についた傷をパテで補修しておく。
全てのパーツを耐水ペーパー400番前後で研いで置く。平らな部分はなるべくあてぎをして・・・。
今回パーツの下塗りに使用したサフェーサー。硬化剤を必要としない1液タイプ。シリコンオフで脱脂の後の塗装となる。
塗りあがりはこんな感じ。塗りたてのパーツをさわらなくてすむように、台はたくさんあると、楽かつ作業が早くすむ。
サフェが塗れると気が付かなかった傷や、スポットが見えるようになる。そこにスポットパテを塗る。1液のラッカーサフェにはポリパテ(薄付けパテ)は乗らないので注意。
平らな部分はなるべくあてぎ(オートバックスで380円でした)をしながら研いで行く。使用しているのは600番の耐水ペーパー研ぎすぎに注意しながらスベスベになるまで研いで行く。
今回使用した塗料と道具。塗料は2液タイプ(硬化剤が入るタイプ)のウレタン塗料。塗料10に対して硬化剤1のタイプ。左から、シリコンオフ、塗料、硬化剤、コシ紙(塗料に入ったゴミを取るもの)シンナー、計量カップ、ホームセンターで7800円で買ったガン・・・笑。
塗料の薄め方だが大体の目あすで。下吹きが塗料10に対しシンナー4前後、本塗りが10対2.5〜3.5色決めも同じ仕上げが10対4前後。季節や温度、使用するシンナーにもよるので、板金屋さんの友人を探すのが失敗しないコツかも・・・笑。
いよいよボディーにとりかかる・・・笑。今回は天井だけ残しほとんど全部にサフェを吹く。
塗装のミスト(霧)は思わぬほど飛ぶのでドアの内側もしっかりマスキング。
ボディーの方は、厚塗りがきく2液のウレタンサフェを使用。確りとシリコンオフで脱脂をした後。手早く吹いていく。
本塗装の練習のつもりで吹いていくと、本塗装のときガン捌きがスムーズに行く・・・かも。
パーツと同様気になるところはスポットパテを入れる。完全に硬化した後、水研ぎ。2液のウレタンサフェはラッカーサフェに比べて表面が固いので一度軽く空研ぎのあと水研ぎする方法もおすすめ。
水研ぎは根気の要る作業だが、この出来で仕上がりが大きく左右されるのでスベスベお肌を目指し根気あるのみ・・・。ホースでチョロチョロ水をかけながら研ぐと作業効率がいい。
このマスキングの前にドアの内側のみを塗ってあります。内側を塗るときはクレンザー(なるべく粗め)をブラシにつけて洗うと汚れ取り&足つけになります。(本職の人はウオッシュコンパウンドと言う商品を使っています。)
いよいよ塗装!シリコンオフで確り脱脂してから・・・。
今回は、下吹き、本塗り、色決め、仕上げ(肌調整)4回塗った。本来なら色を3回吹いた上にクリアーを2回吹くのだが今回は、予算と時間の関係でクリアーは省きました。それにしても色がつくと苦労が結実する!って感じ(笑)慎重かつ大胆に塗っていく。
塗料が完全硬化の後(丸一日後)耐水ペーパー800〜1500番(塗装の肌の粗さによってチョイス)で水研ぎの後、バフ仕上げとなる。一連の塗装の工程を見るとやはり設備のある塗装工場にお願いするのが得策のような・・・。フェンダーのパテ仕上げまでを自分でこなしその後から塗装後の磨きまでを業者に依頼し組み立ては自分で行なう、これが一番経費削減の得策かも・・・。